第115回（2021年度第3回）POS薬剤研究会

令和３年２月９日、第115回POS薬剤研究会が開催されました。

当研究会は例年全5回の開催としておりますが、新型コロナ禍の影響で3回分のみの開催となりました。また、参加人数も通常の半分程度と絞らせていただきました。初めてのWeb開催の年となりましたが、研究会幹事・チューター一同、知恵や経験を持ち寄りなんとか乗り切りました。参加者の方々の多大なるご協力が最大の成功の要因だと感じております。

今回は初期計画の作成を行いました。POSの一連の流れの中で一番普及しにくく、しかしとても大切な部分です。参加者の方々も普段からＯｐ、Ｃｐ、Ｅｐという初期計画カテゴリーには慣れていらっしゃらないとは思いますが、各班グループワークのなかで大変よいご意見が出ており、最終的にできた成果物は、幹事が作成した回答例より幅広く、出来の良いものと思います。

また、最後に今年度全体の振り返りをさせていただき、プロブレムから初期計画の内容は、同様の疾患を持っていても患者ごとに異なること、同じ患者でも治療の進行や時間の流れでプロブレムや今後の計画が変更されることが確認されました。

POSはフレームワークの一種と考えられますが、やはり、様式だけではなく、患者に最高のケアを提供するという哲学がもっとも大切です。

今後も広くご活用いただければ幸いです。

また、来年度の企画も進んでおります。複数年続けての参加も大歓迎です。年度の途中からの参加も大歓迎です。年度初めからのご参加もキリが良くて良いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

菊名記念病院　金田　昌之